彼岸花は色褪せたものが多い。でも今が一番綺麗に見えるところもある。次々と咲くものだから色褪せていないときは花の数が少ない。まだまだつぼみもあって、今週いっぱいは見頃と言えるかも知れない。
カメラマンのマナーは相変わらず悪く、畦道を入っていって棚田の真ん中に何人も三脚を立てている。早く出てきなさいよと待つがあれこれと時間ばかりが過ぎて動かない。畦に入ってはいけないと知らない人もいるので、何処かの地元民みたいにいきなり怒鳴ることはないが、少し注意をする。
そういう人は何か勘違いをしている。畦に入らないと思うような写真が撮れないとでもいうのだろうか。これを撮影しないと食べていけないというプロの写真家は、それなりの手続きを経て許可をいただいたりして撮影している。不法な撮影などしていたら自分の職場が無くなってしまう。フィールドは仕事場なのだ。だから被写体にも気を遣う。道ばたの花芽は出来るだけ踏まないように心するし、次に来ることを考える。その場だけよかったらいいわけではないのだ。
でも、明日香にたくさんの人が来てくれることはありがたい。カメラマンよ来たれ。マナーを守って、三脚を広げたまま歩かないでくれ。立てたまま放置しないでくれ。手持ちで撮影できるときはその自由さを楽しんでもらいたい。
夕方、母の入院する医大へ向かう途中、夕日を撮影した。