梅雨の中休みは気温が上がり、明日香とて例外ではない。その暑さの中、文化サロンの撮影を明日香で行った。朝7時集合で、石舞台横のベニバナから始めた。花はちょうど良く、シジミ蝶が休んでいたりしてマクロ撮影にはいい被写体があった。稲渕の紫陽花とタチアオイを撮り、その後芋峠に向かった。行者さんから古道に入ると、風は爽やか標高をすこしかせいだこともあるのかひんやりとしている。茶屋跡には山紫陽花が清楚な姿を見せて迎えてくれた。路傍のハナイカダはもう花が結実して黒い実になっていたが、めずらしい姿で楽しませてくれた。エゴノキは実をいっぱいぶら下げており、すっかり夏の姿だ。被写体に困った時はマクロレンズで小場所をくまなく探るのが良い。それでも滴る汗と格闘する季節は困ったものだ。
朝露