暖かい日差しが降り注ぎ、春のような陽気だった。それでも山には雪が残っているかも知れない。夕方の光に雪の付いた木が映えるかもと、午後から高見山に向かった。東吉野に入って山に雪が見えなかったら登るのは止めようと思ったが、木津トンネルを抜けると高見のピークの北側に辛うじて白いものが見えた。
大峠まで道路は全く雪は無く端に雪が残るだけだ。身支度をして2時に登り始める。陰に少し雪が残るが、殆ど雪の無い山道。30分で展望所に着く。国見岳方面の尾根も雪の無い枯れ山状態で寂しい。途中コツコツと木をつつく音に目をこらすとアカゲラがいた。300㎜では遠すぎる。少し近づいてと思ったら逃げられた。