田んぼに水が入り、田植えも始まった。いよいよ夕日が映える季節になった。棚田の向こうに二上山があり、そこに夕日が沈んでいく風景を明日香で見ることが出来る。夕刻になるとぞろぞろとカメラマンが集まってくる。今日はどんな光景に出会えるのか心躍らせていることだろう。こうしてみると風景は農によって作られているのだと実感する。米を作らなくなったら棚田の風景を見ることは出来ない。
ここ数日夕日の撮影に出ている。出会いに善し悪しは無い。その日の出会いが一番だと思ってレンズを向ける。自然にはその都度の表情が有り、見る人を飽きさせることは無い。