身体がすっきりしないことに嫌気がさして、朝4時半にカブにまたがって十津川へ向かった。去年撮っていなかった山桜を撮っておかねばと出掛けた。
5月になったと言っても未明にバイクで走るとさすがに寒い。オーバーズボンにダウンまで着ている。旭口から国道を離れ林道へと入る。峠の釈迦ヶ岳登山口まで18㎞ある。家から76㎞だった。ダム周辺の桜は終わっていた。標高1000㍍を越えた辺りから桜が残っていた。峠の登山口には十数台の車が駐まっていた。もう、出発しているのだろう、人影は無い。峠にバイクを置いて三脚を担ぎ、落石で歩きづらい林道を下っていく。ここの落石はたとえオフロードバイクでも無理な道だ。30分も下ると斜面に山桜の群生が現れた。
雨の後ならよかったのにと思うようなすっきりしない大気だ。黄砂なのだろうか、やはり雨後がいいように思う。しばし撮影し、ポイントで一緒になった十津川のSさんと連れだって峠まで戻った。すると峠は車で溢れ、林道に車が続いていた。皆、釈迦ヶ岳登山の人たちだ。
午後から用があったのでとんぼ返りして帰った。そして、夕刻また近くで夕日を撮影。次第に熱っぽくなり、また風邪がぶり返したみたいだ。「アホみたいに無理するからや」とは連れ合いの弁。しかしじっとしていても一向によくならないので思い切ったのだが、裏目に出たか?