4時に起きて大台ヶ原へ向かった。天気が崩れそうで、霧でも出ればいいなと思い立った。伯母峯トンネルの手前からドライブウエイへの道は通行可になっていた。駐車場に着くと車が7台しか駐まっていない。花は少ないのだろうかと気になりながら歩き始める。
少し霧が出てきた。コツコツという音に耳を澄ますと近くでコゲラが木肌をつついていた。レンズを付け替えて撮影しようとすると、何やらわめき声のような奇声を発しながら走ってくる人がいた。コゲラはピントが合わないうちに飛び去った。山道を走るスポーツなのだろうか。それはいいとして、何故奇声を発しなければならないのだ。熊除けか?。走るなら橿原神宮の森にでも行ってくれればいいのにと思った。
静かに風の音や鳥のさえずりを聞きながら歩きたいのに。時々大声で話しながら歩く人たちもいる。別に山にまで来て、その話はいいんじゃないのと思うような内容であったりする。
日出の鞍部に付くとシロヤシオはまだ咲いていない。それどころか、芽吹きもまだしていないのも多い。日出ヶ岳頂上は風で寒かった。ガスが走り正木峠は見えない。近くにシャクナゲの花が見える。咲いていて一安心だが、画にならない。大杉谷方面へ霧と風の中を下る。しばらくすると花が見えだしたが、少ない。撮影しながらシャクナゲ平まで下った。殆どこの間で撮影した。