撮影会で滝坂の道を歩いた。といっても春日大社から首切り地蔵までの往復。帰路は広い道を下った。
もう12月も中旬。紅葉も終わっているが、少しは秋色があるかも知れないとハイキングを兼ねた撮影会。人の少なくなった沢沿いの道は立派な石畳が残っている。夕日観音へも登った。昔に4×5カメラで夕日が当たるのを待って撮影したことを思い出した。薄暗くなった道を重い機材をかつぎながら帰ったことがある。
それでは朝日観音はというと朝日は当たっていなかった。仕方がない。今の時期、太陽は低いので森の中にある磨崖仏に光が当たるのはほんの瞬間であるかもしれない。森は冷え込み気温は上がっていない。春日の森を楽しみながら首切り地蔵で昼食。メンバーの方が暖かい味噌汁を作って下さった。寒いときには暖かいものに限る。ほっとするお昼だった。広場には新しい休憩所とトイレが出来ていた。
帰りは昔ドライブウエイだった広い道を下った。所々黄色い紅葉が残っていて、ゆっくりと撮影しながら帰った。
帰り道、井上博道さんの訃報連絡があった。また一人去って行かれる。寂しい限りだ。ご冥福を祈ろう。
D600での初めての撮影。