どんなに曇っている日でも夕陽が顔を出す時がある。そう思って撮影に出掛けるべきなのだが、果たして今日も沈む間際に現れた。あわててベランダからカメラを向けたが、石舞台辺りへ行けば二上山に落ちていくところが撮れただろう。何も言わずにそっと現れ、静かに沈んでいった。500㎜のレンズを向けたが、三脚を立てることもせず手持ちで撮った。多分ブレているだろう。
昼過ぎまでカメラマンのTさんと飯を食べながら話していて、夕方2時間ばかり畑の草刈りをした。汗だくになり帰ってシャワーを浴びると、もう出掛ける気になれなかった。空はべったりの曇り。こういうときは落ちる間際に現れることがある。今日はそういう日だった。