日曜日まで明日香村公民館で文化祭が行われている。各分野の趣味の発表と指導する講師の方の作品が並んでいる。一生懸命さが伝わるもの、「ほうっ」と感心する作品あり、ごった煮の楽しさがある。
誰でも何か作ろうとするときに、まさに向かう自分と、もう一人少し引いた位置から見ている自分がいるように思う。ほとばしる情熱や感情をぶつけていくエネルギーと、客観的に理解し整理しながら組み立てていく冷静な眼。このせめぎ合いで作り上げていくような気がするのだ。面白いのだが荒削りで完成度が低いもの、よくできているのだがどこか面白くないもの。何か人の心を動かす作品を作り出すのは容易なことではない。発表の場をそれほど与えられない方たちにとって各ジャンルが一堂に会するのは意味のあることだろう。
乗鞍高原での白樺