寒い朝だった。昨晩母親が足にやけどを負ってしまったので(というより負わせてしまったというべきだが)、急遽息子の嫁さんに来てもらった。遠赤外線の電気ストーブで片足のすねが真っ赤に火傷し、足の甲にも大きな水ぶくれが出来た。
ベットに寝かせてから気がついた次第で赤い汁が出ていた。認知症の母は火傷の痛みも感じていなかったようだ。ストーブが近すぎたのか…。驚いて皮膚科の医師である彼女に連絡をした。応急処置をしてもらい今日医大へ行って彼女に診察してもらった。
久しぶりの病院だ。デイを休み、車で移動中もまわりの景色を見ながらいつもと違う母の姿だった。先月からデイでも寝てばかりで、血圧も高くいつどうなるかわからない状態ということだったが、少し持ち直してきたように思う。こういう状態ではデイにも行けず家で看ることになる。いやいやいろんなことがあるものだ。まさかあの状態であれだけの火傷を負うとは、よほど気をつけないといけないのだ。
棚田の冬景色。