新しい部屋は熱効率が良く部屋が暖まる。エアコンがまだ入っていないので石油ストーブなのだが、冷え込んだ日など寝室が室温1度のときに居間に行くと10度近くある。夜のぬくもりが残っているのだろうか。断熱材で覆った部屋はさすがだ。正月の梅がつぼみを開き小さな花を咲かせている。
家の中で1度とはどういう家なのだと思われるだろうが、2階の水道は凍っている。今シーズンはすでに数回凍って出なかった。他の部屋も改装したいが建て替えと同じことになるのでとうてい無理だ。寒さの中で暮らしてきた。
朝の寒さは雪山を思い出す。雪の中でテントを張ると外気温と5度ほど違った。食事をしているときなど外は-10度以下でも0度以上はあった。それでも寝袋の中で眠ると朝、白い物が上を覆っていた。吐く息がテントで凍って結晶となり寝袋に降り注いでいたのだ。もちろん氷点下だ。前日雪で作った水は凍らないよう寝袋の中に入れて寝た。雪中のテントもいいなとそんなことを思っていた。