少し早起きをして大宇陀に向かった。多武峰を越えトンネルを二つ抜けると宮奥だ。標高は700メートル程、長さ2キロ弱の大峠トンネルで桜井から宇陀へ抜ける新しいルートが出来た。開通したのは昨年だったか?。不思議なことに今朝は明日香の方が気温が低かった。多武峰へ上がるにつれ気温も上がる。宇陀に抜けても下がらない。どうも理解しがたい現象だった。ダムに着くと一人三脚を立てていた。
日差しが山の斜面にかかり、次第に集落へと降りてくる。でも水蒸気は上らない。冷え込んでいないからだ。撮影を終えると先客は大阪のLさんだった。毎朝未明からあちこちに出没する方だ。早々に切り上げ、談山神社に寄って帰った。紅葉はすっかり晩秋の色に染まり、本殿の覆い屋が白くやけに目立っていた。