今朝の地震は揺れの大きい我が家においては、「あれっ」と思わせるものだった。建物が揺れやすいので、体感震度は他の家より3割程は高めだと思う。それでもまだ倒れたことはないのだが、2階に居るとスリルがある。などと不遜なことを言ってはいけないが、古都奈良は非常に天変地異の影響が少ないところだ。だからというわけではないが、助け合って共に生きていこうという気風がこの風土には根付かなかったのか、あまり見られない少し覚めた田舎だ。村祭りも盛り上がりに欠けるものが殆どだ。人間、尻を叩かれ、頭をこづかれ痛い目に遭っていないとここぞと言うときに力を結集できないのだろうか。
夕陽ばかりで飽きられるかも知れないが、今日は板蓋宮と決めて出掛けた。デイから帰ってきた母を置いたまま出掛けたのが正解で、イメージ通りの夕焼けとなった。出版社から何度か同じフィルムを使ってもらっており、いい加減新しいカットをと思っていたのでいいストックが出来た。撮影中、ananさんがバイクで来られ、感動してシャッターを切っておられた。