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満月
 冷え込むという予報をあてにして朝6時前に家を出る。石舞台から多武峰への新しい道を上ると満月が西の空にある。かえりみすれば月かたぶきぬだ。先を行く車も展望橋で止まった。見覚えのある和尚さんの車だった。宇陀の夜明けをと思ったがとりあえず撮らねばなるまい。二上山がかろうじて見えるこの橋は手前に駐車スペースが設けられ、これからも撮影ポイントになるだろう。数カット撮影の後宮奥ダムに向かう。風が強く、霜も降りていない。堰堤でカメラをまかえる数人の先客も寒さにふるえている。東の空は紅くならず、水蒸気もない夜明けの山里は、朝日が出ても寂しかった。皆が去った後、上りきった太陽を撮影して帰った。
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by asuka-ji | 2010-01-30 11:47 | 明日香 | Comments(0)
残り柿
 母を送り出した後、洗濯物を干して布団を干す。今日は久しぶりに朝から母の洗濯物が増えた。夜はよく眠るようになったし、下の失敗も少なくなった。回数が少なくなったなと着替えさせた。
 事務所には行かず冊子の原稿を仕上げようとノートを開く、取材メモをもとに2本書き上げてから天気が気になって外に出た。八釣に行ってロウバイを撮影。少し過ぎた感じだがまだ何とか撮れた。風が強くタイミングを計ってシャッターを切る。ところが何となく二上山がかすんで見える。黄砂にはまだ早いと思うのだが、すっきりしなかった。その後稲渕の棚田に行き残り柿を撮影した。
 夜は母と二人だけの食事になったが、デイから帰った後どことなく機嫌がよくない。食事の終わり頃になって口に入れた物を出すようになった。いいときとよくないとき、どれも母に違いない。あるがままを受け入れなくてはならない。
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by asuka-ji | 2010-01-29 22:24 | 明日香 | Comments(0)
小雨
 小雨の中、家を出ると靄っていた。畝傍山は乳白の海から顔だけ出している。先日撮影した民家の後方に貝吹山が見えるが、二上山は全く見えず。稲渕に行ってみたがガスは出ていない。やがて空は濃さを増し、押しつけるような暗雲となった。雨が激しくなり撮影もできなくなった。朝早くならもっとおもしろかったのかも知れない。
 立部の道沿いに電柱が立ち始めたのは去年。張り巡らされた電線は風景を変えてしまった。毎年何処か変わっていく明日香の風景。もう完全に阻止することは出来ない。何がよくて何がだめか、ひとそれぞれに価値観が違い判断も異なる。文書化した規制には抜け道があったり、もともと変わることをよしとする住民も多い。景観という共有財産をどのように維持していくのか、ただ見ているだけではなく皆が議論しぶつかりあって取り組まないといけない時代になった。
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by asuka-ji | 2010-01-28 23:15 | 明日香 | Comments(0)
昨日
 昨日の夕方、空がおもしろそうだったので、母を置いたまま近くの立部へ出た。まさに日が沈もうとしていたところで、弘法大師を祀ってあるW君宅のお堂を入れたいと思ったが、最近立った電柱と線が目の前を走り思ったような構図がとれない。あきらめて低い位置からの撮影になった。
 ほんの10分ほどの時間だが、動かないことには写真は撮れない。思い立ってよかった。その後ベランダの洗濯物を取り入れながら、金剛山の上空で変化していく雲の色を見ていた。夜はブリ大根、水菜と白菜をおあげさんで煮たもので夕食。ブリ大根が少し辛かったが、母は美味しいおいしいとたどたどしい言葉で喜んでくれた。なんだか親孝行ぶってるようで面映い心地だった。
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by asuka-ji | 2010-01-27 15:06 | 明日香 | Comments(0)
鳩の巣
 NHKドラマの収録が昨日もあった。朝から万葉文化館で、その後先日の民宿シーンの続きを撮って、午後はことだまでの撮影。それが夜遅く迄行われたようで、息子が11時頃に帰ってきて飯を食っていた。このロケに時空では十数人協力した。完全なボランティアだが、もうすぐ発足するかもしれない明日香、橿原、高取のフィルムコミッションに向けての実働としていい経験になった。
 事務所のベランダにまた鳩が巣をしている。去年の夏に二羽のヒナが巣立っていったが、また2個の卵がある。プランターを少し掘って申しわけ程度に枯れ草か松葉のようなものが敷かれている。ブラインドからそっとのぞくと目がこちらを向いている。命のことだからうまく育ってくれたらいいが、また糞だらけになる。どうもお気に入りの場所になったようだ。
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by asuka-ji | 2010-01-25 11:18 | 日々 | Comments(0)
あれこれ
 上がりがまちに座る宿の娘。土間に立った客が宿泊の受付をしている。舞台は実際に民宿を営む天武持統陵に近い古民家。NHKの万葉ラブストーリーというドラマの収録に時空のメンバーが協力することになりエキストラとして出ている。そのワンシーンが21日にあり出てきた。主演の平愛理と言われても若い女優は分からない。かわいい子だなと思いながら言われた台詞をしゃべる。多くのスタッフがカット毎に動き回りシーンが進行して行く。ドラマ作りの現場はおもしろい。舞台と少し似たところがあり、本来のことをしっかりやらねばと思う。
 ミーが我が家に来て1年2ヶ月になる。腎不全はそのままだが薬で元気にしている。いつまでこの状態が続くのか不安だが、元気が余って玄関のクロスまでひっかいてしまった。家猫は外で遊ぶことが出来ないのだから仕方ないが、困ったものだ。
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by asuka-ji | 2010-01-24 00:27 | 日々 | Comments(2)
神島
 砂浜に立って海を眺めていた。冬の陽射しがまぶしく、寝不足の目に潮風が染みる。それでも大海の彼方に思いを馳せた。彼はどのように見つめただろうかと。阿倍仲麻呂が遣唐使として大陸に渡った、その姿をビデオに収める撮影だ。後ろ姿なのだが、緊張を維持したまま30分以上波打ち際に立った。時にはこんな風に役者として頼まれる。
 4時過ぎに家を出て鳥羽周辺での撮影。日の出の撮影もあったので、ついでにカメラを持って行った。好天に恵まれ気持ちのいい夜明けだ。次に船に乗り神島まで船上で撮影。おかげで初めて神島へ上陸することが出来た。40分ほど自由になる時間が出来、灯台まで上った。海の向こうに先日行った伊良湖岬が見える。三島由紀夫の「潮騒」を読んだ高校生の頃一度行ってみたいと思っていただけに、眺めは格別に思えた。
 とにかく疲れた。役者とは大変なものなんだと改めて思った。
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by asuka-ji | 2010-01-20 22:10 | 日々 | Comments(0)
すりぬか
 夕刻、香具山の麓を過ぎて明日香に入った辺りで田んぼから煙が上がっていた。すりぬかを焼く煙だ。米の籾殻のことをすりぬかと言う。これを焼き真っ黒になったものを保存しておき、種を蒔いた上からかぶせるのに使った。肥料としても使われるのだろう。晩秋から冬にかけて、昔は何処でもよく目にした光景だ。母の帰りが気になったが、小山の民家をバックに数カット撮らせてもらった。どことなく懐かしさが漂う風景になった。
 日々の生活の中で忘れてしまうことが多い。過去の思い出の中でしか出会えぬものが増えた。回り道がめんどうになり、さっさと最短距離で結んでしまう。曲がりくねった行程のなかで得るものがいかに多かったか、焼けていく籾殻を見ながら思った。
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by asuka-ji | 2010-01-19 21:48 | 明日香 | Comments(0)
八釣
 晴れ渡った朝、一面に霜が降りている。風もなく冷え込んだから、物干しの屋根のない所に洗濯物を干そうと思ったら竿が真っ白だ。タオルで拭き取ると雪のような小さな固まりができた。空気が澄んで胸の奥までしみこむ感じだ。事務所で処理しなければならない画像があり、少しでも早く行きたいのだが八釣で道草をした。ロウバイがそろそろ見頃だ。冬晴れの大気に黄色い花が似合う。和尚さんに会った。もう帰られるところで挨拶をする。大阪から来られたという方がこのブログを見ていただいてるとのこと、声を掛けていただいた。こんなふうに人と出会うのもいいものだ。ところが時間が気になり早々に奈良へ向かう。
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by asuka-ji | 2010-01-18 23:34 | 明日香 | Comments(0)
潮の香り
 久しぶりに知多半島から鳥羽へ行く機会があった。地域の男ばかり15名の親睦旅行だ。泊まりは半島先端の師崎に近い海辺の宿。朝7階の風呂から東の空が紅く染まった。撮影旅行ではないので三脚も持ち合わせていなかったが、とりあえずカメラを取り出して撮影。海辺での夜明けは山と違って新鮮な気がした。前日は全く眠れず朝を迎えたが、気持ちのいい日の出だった。船で伊良湖を経て鳥羽へ、お伊勢参りをして帰るという行程。内宮の混雑ぶりは半端なものではなかった。外宮から内宮に向かう道が渋滞したため、おかげ横町は寄ることが出来なかったが、海の潮の香りを久しぶりに味わった。
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by asuka-ji | 2010-01-17 20:53 | 日々 | Comments(0)



写真家・上山好庸
(社)日本写真家協会(JPS)
会員
昭和25年明日香村生まれ。
48年中京大学卒業。
奈良新聞社を経て写真家を志す。
61年フリーとなる。

※写真の無断転載はご遠慮下さい。
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