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ロウバイ
昨日は文化サロンの撮影会。明日香の冬風景ということで、朝から稲渕へ行った。9年前にTさんが植えられたロウバイを撮影させてもらった。棚田の見渡せる山際、きりりと澄んだ大気に甘い香りが心地よい。花のない時期にこの黄色い花はありがたい。霜の降りた畑に立つ姿が凛々しいと思った。その後、棚田の水路沿いに被写体を探しながら冬の朝を楽しんだ。
午後に八釣のロウバイを撮影。畑の主Fさんが最近マナーの悪い人が多くてと嘆いておられたのを思い出した。カメラマンのマナーはいつ何処ででもあまりいいようには言われない、気をつけたいものだ。
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by asuka-ji | 2009-01-29 16:46 | Comments(1)
御在所岳
何年ぶりだろう、撮影会で御在所岳にいってきた。ロープウエイで一気に1200メートルの山頂まで運んでくれる便利さは、こうした撮影会には都合がいいのだが、山歩きをしていた者には何となく後ろめたい気持ちを引きずってしまう。ともあれゴンドラから見る風景は爽快だし、まあ罰が当たることもあるまいと山上に着くと、雪の上をスキーヤーがすべっている。期待した霧氷は少し見ることができた。ドウダンツツジやアケボノツツジなのだろうか、細い枝先に冬芽が突き出していて青空に霧氷が映える。
日向の木々はすぐに溶け出し、折からの風にきらきらと輝いて散っていった。人工的につくられた氷のモンスターや樹氷がいい被写体になった。久しぶりに冬山の雰囲気を味わった。
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by asuka-ji | 2009-01-29 16:32 | 日々 | Comments(2)
気になっていること
冬の雨、冷たくて身にしみる、3月の雨とはずいぶん違うと思う。山は雪だろうかと大峰の稜線を思い浮かべたりする。ある標高を越えると一気に白くなる冬の山。多分腰までの雪が積もっていることだろう。ブナの樹間をラッセルする縦走の醍醐味を思い出す。ザックの中の水が凍り、みかんがシャーベットのようになったこともあった。額に汗し、一時間もがんばって振り返るとスタート地点から数十メートルしか上っていなかった急斜面のラッセル。行かなくなってからずいぶん年月が過ぎた。行こうと思えば行けなくもなかったのに、次第に体力が衰え無理せずにおこうと気力も萎えかかる。今は母の介護を理由にしているのかも知れない。ずっとそんなことが気になっている。
雨上がりの飛び石
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by asuka-ji | 2009-01-24 11:27 | 日々 | Comments(2)
奥明日香
大仁保神社から見る入谷の集落は寒風の中、雪化粧をほどこし凍てつくように斜面に張り付いていた。ワナを見てきたのだという村の古老が現れ集落の話を聞かせてくれた。現在の明日香村の中心地岡の集落が100軒のとき、入谷には120戸の家があったのだという。現在は20戸。神社に昔からあった神武天皇の碑を軽んじて、明治天皇の碑を建て新しい社を建てたから衰退していったのだという。山は杉林にしてしまって川の水が減ってしまった。みな人が考えもせずにしてしまったのだと憂えていた。集落の上に広がるクヌギ林は「ここだけはどんなことがあっても伐らせん、伐ってしまったら家が流れる」とも。雪の上にリスが現れ、松ぼっくりを食べに来たのだと教えてくれた。峠を越えれば吉野。よくもまあこんな山の上にと思ったが、自分の住む上平田も先に開け、その後下平田が出来ていったことを考えれば、集落はどうも峠近くの山懐から形成されていくみたいだ。それにしても寒風の中、立ち話に体も凍ってしまった。
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by asuka-ji | 2009-01-15 23:31 | 明日香 | Comments(3)
また雪が降った
また雪が降った。きっと芋峠には積もっているに違いないと、母の帰着を段取りして出かけた。午後4時、降り続く雪の中でと思ったが思うようには行かない。行者像の所から峠まで古道を歩いた。林の中はすでに薄暗くシャッター速度が制限される。神社跡は夏の季節とは違って辺りの森が灰色の雪で覆われている。森の様子が全く違う。静寂の中で時々鳥の動きだろうか小枝のすれる音がする。峠を越えて吉野に向かう旅人は少し下の茶店で休み、この神社に寄って道中の安全を祈ったのだろう。茶店が廃墟となり、この神社も朽ちてしまったのだ。少しの石組みと神社跡を示す小さな石柱があるのみ。しばらくするといっそう暗くなって、引き返した。頭の中を「み吉野の みみがのみねに ときなくそ…」と大海人の歌がながれていた。
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by asuka-ji | 2009-01-11 18:06 | 明日香 | Comments(3)
雷丘
気になっている風景がある。飛鳥時代の迎賓館・石神遺跡の横を走る山田道が西に突き当たる場所、雷丘だ。丘の前は交差点。信号機がある。まわりは何となく雑然としている。丘の上はまばらに針葉樹が植わっており、これが大君は神にしませば…と詠われた雷の丘かと誰もが驚く。まるで版築して盛り上げた古墳のような小ささに。日本霊異記に出てくる雷を捉えし男、小子部栖軽のことを思い浮かべてもどうもしっくりいかない。ただ単に周囲の見栄えだけなのだろうか、ずっと気になっている場所だ。もっとも南につづく丘で集落が作られていくうちに分断されてしまったのだろうが、この前の信号機はどうしたものか。山田道から西を見ると丘の右側に畝傍山、その後ろに二上山が並びいいロケーションなのだが…。道路に走る電線と電柱、これだけでも見えなくなればぐっとよくなる。その道を車で通りながらいつも同じことを思う。
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by asuka-ji | 2009-01-06 23:17 | Comments(1)
正月
元旦の夜、雨が雪に変わった。みぞれ混じりの雪で庭のツツジがかすかに白くなった。だが朝にはもう溶けていた。
今年の正月は宮当番にあたっていて、門松を五基作った。お地蔵さん、鳥居、お稲荷さん、本殿、そしてお寺だ。大晦日の夜から篝火を炊いて参拝者を迎える。御神酒をふるまって暖をとってもらうのだ。丸太で組んだ火は午前4時まで燃えた。
久しぶりに帰ってきた息子と話し、正月といっても皆酒は飲まないので食べるだけだ。母はデイが休みで家にいる。それが気に入らないようで行かなくてはいけないのだと機嫌が悪い。相変わらずミーは暴れまくりマイペースだ。
体を動かさねばと、芋峠に行ってきた。道ばたに少し雪が残り寒い。
讃良と大海人もこの道を通ったのだろうか、追っ手を気にしながらの吉野越え…。
古道に入り、凍える手を暖めながら大海人の歌を口ずさんだ。
み吉野の耳我の嶺に 時なくぞ雪は降りける 間なくぞ雨は降りける その雪の時なきがごと その雨の間なきがごと 隈もおちず 思いつつぞ来し その山道を
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by asuka-ji | 2009-01-02 18:28 | 明日香 | Comments(8)



写真家・上山好庸
(社)日本写真家協会(JPS)
会員
昭和25年明日香村生まれ。
48年中京大学卒業。
奈良新聞社を経て写真家を志す。
61年フリーとなる。

※写真の無断転載はご遠慮下さい。
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