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やっと色づき始めた
 明日香もコナラやクヌギがやっと色づき始めた。かろうじて残っている桜葉は暖色系の色見本のようだ。季節の終わりを告げる色の競演は、朝夕のアンバー光にいっそう映え、にぎやかだ。こんな季節には時間を気にせずゆっくりと歩きたいものだ。里山は散策できるようなところは少なくなった。今飛鳥歴史公園がその役目を果たしている。整備し過ぎなところが目についてしまうが、歩ける林が他にない以上仕方ない。だんだんと都会的な公園になっていきそうで、とくに遊歩道はできるだけ獣道か、人が踏み固めて出来たような道に出来たらと思う。それを良しとしない人たちが多いのかも知れないが、とりあえず落葉樹の林があることだけでもおすすめだ。
甘樫丘公園
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by asuka-ji | 2005-11-29 15:09 | 明日香 | Comments(5)
2日間母を
 連れ合いが親の法事のため実家に帰り、2日間母を見ることになった。日差しが暖かかったので庭に出て頭をカットしてやった。この数日間でかなり進行したようで、服の着替えがほとんど出来なくなった。買い物に行くのに車に乗せて走ってみたが、外の景色を見ても以前のようにしゃべらない。夕食のサバの煮付けをおいしいといって食べてくれたが、それもこちらから聞かないと答えない。意味もなく外に出ようとする。こうして徘徊が始まっていくのだろう。というわけでドアの鍵をかけることにした。事務所に出ても直ぐに帰らねばならず、そのうちに生活パターンが決まってくるのだろうが、慣れるまでが大変だ。
甘樫丘公園にて11/25
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by asuka-ji | 2005-11-28 12:53 | 日々 | Comments(0)
あれこれ
 あれこれあった。入院という言葉を聞くだけでいやがる母を家で見ることにした。人にとって何がいいのか難しいところだ。数週間の入院で全く別人のようにボケてしまう人もいる。MR画像を見た医師は治療をすすめるが、様子を見るという言葉に反対もしない。年齢と状態によって何が最善なのかこちらの決断を迫られることもある。ひさしぶりに4時間半病院の待ち合いにいた。さすがに颯爽と歩いているのは医師と看護士。患者も家族も皆一様に疲れている。参った。
 昨日は石舞台公園で「大化改新」を上演した。芝生の上を舞台とし、集まった観客は約400人。少しまじめな芝居に脚色したリニューアル版だ。皆しっかりと観てくれてやりがいがあった。もう少し練れば30分物のいいレパートリとなるだろう。昼間に芝生の上でやるのもなかなかいいものだ。
 夜、BSでボブディランのノーディレクション・ホームを観た。3時間30分、インタビューと密着取材の構成、ディランの顏のしわ、ジョーンバエズがいい歳になっていて更に魅力的で、一気に最後まで見た。そして詩は意味が分からないとだめだなと思った。それでもしぼり出すような彼の言葉が耳に残った。
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by asuka-ji | 2005-11-24 16:41 | 日々 | Comments(4)
悪ガキ
一眠りしたかなと思ったら悪ガキのミーに起こされた。未だ2時頃だろうか、朝飯を食うぞと少し遠慮がちにドアの所で呼ぶ。腹がいっぱいになったら出掛けるのかと思うと、今日はまた布団の中に戻った。ほとんど毎日私と同じ枕で寝ている。ゴロゴロでなく時々人と同じようないびきをかく。気配が違うなと思ったらもう起きて横に座っている。未だ暗い。やっと出掛けたのでゆっくり寝ようと思ったら、ベランダの網戸を叩く音で目が覚めるた。6時だ。帰ってきたぞと呼んでいる。去年の秋は喧嘩の生傷が絶えず、化膿して傷口が完治するのに3ヶ月ほど掛かった。医者もあきれていたが、今年の悪ガキはその傷跡を勲章に少し大人になったのか。
外は今年一番の冷え込みとなった。田んぼが霜で白くなっている。桜の落ち葉が白い縁取りを付けている。
母の具合が少しおかしいと連絡が入った。とりあえず家に戻ることにする。
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by asuka-ji | 2005-11-21 15:28 | 日々 | Comments(4)
 今ある風景は人が何らかの手を加えて出来てきたものだ。知恵を働かせ自然の中で生き延びる澱みの無い暮らしは延々と繰り返されてきた。その中で様々なものが生まれ、また失ってきた。山は畑や田んぼとなり、山自体も植林によって見渡すかぎりの青山になった。その一方で紅葉を愛で、「自然が無くなった、どこそこへ行けばまだきれいだ」と、思う風景を探して歩く。良くないとは分かっていても山深く車で入っていく。勝手なものだ。その人も風景の一部として同化することがある。道は本来歩くために出来上がってきたものだ。だから居ていい場面も多々ある。歩く事を忘れないようにしよう。
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by asuka-ji | 2005-11-18 16:35 | 日々 | Comments(2)
今朝は冷え込んだ
 今朝は冷え込んだ。車に乗ると4度Cだった。母を起こしてから急に思い立ち甘樫丘へ行った。発掘現場の横から尾根伝いに豊浦の展望台へ向かった。ケヤキや榎、桜が色づいて差しかけた朝日に輝いている。展望台には朝の散歩だろうか、3人ばかり朝日の昇る方を見ながら話がはずんでいる。桜の落ち葉は期待したほどなかったが、陽の当たりかけた耳成山や香具山を撮影。しばらくすると飛鳥寺の辺りにも日差しが下り、小原の方からたき火の煙が漂ってきた。煙を見ると何となくほっとする。人が暮らしているという実感があるのだ。この朝の1時間を有効に使いたいのだが、母の事を思うとなかなか出にくい。
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by asuka-ji | 2005-11-17 18:52 | 明日香 | Comments(3)
甘樫丘現地説明会
 今日は甘樫丘遺跡の現地説明会。朝からヘリが舞い、周辺は路上駐車でいっぱい。何せあれだけの報道をしたのだから、現場は予想通りだろう。考古学や歴史に関心を持つ方が増えて、それはいいことなのだが、なんといっても暇人が多い。豊かになったということなのだろうか。
 定年退職された方はさんざん働いてこられたのだからゆっくりと残りの人生を楽しまれればいい。十分な年金も支給されることだろうし。だが今50代半ばの者らが年金を受ける頃には、果たして制度自体存続し得るのだろうか。これから続々と団塊世代の退職者が世にあふれていく。その辺を歩きながら、歴史でも勉強してみるかと暇をもてあますのだろうか。いやもっと事態は深刻になっているやもしれない。
石舞台東の柿山は葉が紅くなってきた。
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by asuka-ji | 2005-11-16 14:09 | Comments(1)
橘寺
 橘寺の桜葉が雲間からの日差しに輝いていたので、東門にカメラを構えた。落ち葉を掃こうとしていた寺の方が「掃かない方がいいですね」と気を使って手を止めてくれた。先日の風でほとんど落ちてしまったらしい。横に南天の赤い実が秋の深まりを知らせている。掃き清められた境内に、また新しい紅葉が舞い落ちる。どれひとつとして同じ色は無い桜葉。一葉の中の色のトーンがみごとだ。まねのできない自然の妙がある。
 聖徳太子誕生地といわれる橘寺。父がこの寺で100日(?)行をしたと聞く。寒菊一本を手に毎夜本堂にお参りしたようだ。家からお寺までいっさい口を利いてはならないため、証明書のようなものを手にして通ったらしい。以来橘寺は私にとっても特別なお寺となった。
 本堂横の落ち葉の中に菩提樹のトンボが落ちていた。
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by asuka-ji | 2005-11-15 16:39 | 明日香 | Comments(5)
甘樫丘遺跡
 甘樫丘遺跡の発掘調査が発表され今朝の各紙に載った。一面トップを飾っている。10日に記者発表したもので、入鹿の屋敷跡という確証はないものの関連した施設に間違いないだろう。数カ所のトレンチでは全貌を明らかにすることはできないが、焼けたと思われる土が数カ所にみられた。来年度には広範囲の発掘をやるようだ。
 現場は丘の尾根を背にし更に左右を小さな尾根に囲まれた所。東に飛鳥寺、そして宮が見渡せる場所だ。書紀の「谷の宮門」にふさわしいではないか。「上の宮門」といわれた蝦夷の邸は、尾根一つ越えれば今も「えみし谷」と呼ばれている谷がありつながっていきそうだ。蘇我氏終焉の舞台がここであったのかと辺りを歩いてみると感慨深いものがある。
 今手直しした寸劇「大化改新」の練習をしている。23日に公演依頼があるため、一部役者が変わり仕切り直しの最中だ。入鹿と聞くともう他人事とは思えない。家族のようなものだ。
吉野にて11/9
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by asuka-ji | 2005-11-14 13:39 | Comments(3)
西行庵
 撮影会で吉野に行った。桜葉の多くは散り、残るものも色はもうひとつだ。カエデはまだ紅葉に早く、今年は見栄えが少し悪そうだ。駅から七曲がりを撮影し、車で金峰神社に向かった。
 西行庵まで歩くと石段の横に金属の手すりが付いていた。今年作ったのだろう。世界遺産に指定されたからだろうか。あまりいたれりつくせりにしてしまうと西行は喜ばないだろうに。手すりは谷側でなく山側についているので少しは景観に配慮したのだろうか。だがその風景にどうしても馴染めない。西行が遠くに行ってしまいそうだ。崖にへばりつくような山道だが、西行庵への大切なアプローチなのに…。
 下りきると俗世を離れた場所だ。庵前のカエデは緑の中に赤黄色の葉が混じり鮮やかに、足下にはしっかりとした根が地面を這っている。庵の中の西行は今年も来たのかと無言で応える。何も語らず暫し瞑想するにふさわしいところだ。来てよかったと、参加者も皆楽しんだようだ。
 一枚の桜葉、風にハラハラと揺れる、まるで自分のようだと思った。
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by asuka-ji | 2005-11-10 16:38 | 日々 | Comments(2)



写真家・上山好庸
(社)日本写真家協会(JPS)
会員
昭和25年明日香村生まれ。
48年中京大学卒業。
奈良新聞社を経て写真家を志す。
61年フリーとなる。

※写真の無断転載はご遠慮下さい。
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