明日午後から29日(日)まで奈良県文化会館で県美術人協会写真部の写真展が始まる。今回初めてデジタルカメラによる作品全紙サイズ6点を出品する。デジタル化時代の流れにいつまでも逆らっているわけにはいかず、3年前からフィルムと並行して撮影している。といっても印刷用の依頼仕事はほぼ100%デジカメで撮影し、雑誌の風景依頼もストックの中からデジタル画像を出すことが多くなった。事務所の冷蔵庫に眠る4×5ポジフィルムは期限切れとなり、ジナー、トヨのビューカメラみならず、テヒニカまでしばし休息。カメラマン休業状態なのだから仕方ないとはいえ、何かしら寂しくなる。
もともと画像として記録するわけではないデジカメは電気信号を画像エンジンで絵にしたものだ。オリジナルは無く際限なくコピーできる。ストックフォトを管理するのにパソコンは不可欠だ。整理に不得手なものには、膨大なポジの中から見つけ出す作業と違って閲覧が楽になり救われる。ところがマックが少し不機嫌になるとどうにもならなくなることがある。俺はいったい何屋さんだったのか?、と思う時だ。