いつの頃からか、お正月準備に注連飾りをしなくなった。そのかわり門松だけは作っている。庭の松の木を毎年切っている。切っても一年で枝を伸ばしてくれるのでちょうどいい。竹は家の裏にあり、その下に南天も自生している。家の周りで手に入るものだけで作る。玄関に置くとそれだけでお正月気分だ。
昨日の何とも生暖かい陽気は今朝未明の雷鳴で一変した。家に響いてくる強烈な音は、母もさることながら枕を並べるミーも首を上げた。朝からあられが降り、多武峰の山は薄く粉を吹いたように見えた。ようやく冬が来たようだ。デイサービスは休みとなり母は行き場が無いと朝から何度も訴える。長い休みが始まった。