恒例となった信州への撮影旅行。今回はしらびそ峠で夜明けを撮影、日本のチロルといわれる下栗の里を見て木曽山脈を抜け開田高原に回った。1800メートルを越えるしらびそ峠は指呼の間に南アルプスが望める展望所だ。3000メートル級の稜線から上る朝日はこちらの標高が低いためもう一つだが、朝日を浴びた尾根の紅葉が素晴らしく皆暫しシャッターを切った。何処へ行っても感動出来る感覚を身につけてもらいたいと常々思っているのだが、参加者は皆次々と現れる風景に感嘆の声を上げ思い思いにカメラをかまえた。
開田高原では夜明けにガスが湧き、御岳に雪こそなかったが幻想的な風景を楽しんだ。気温が高く紅葉も10日程遅れているようであまりきれいではなかったが、やはり何度行っても信州の秋は素晴らしいと思う。ショートステイに預けた母も何とか機嫌良く3日間を過ごしてくれたようで、やれやれだ。心地よい旅の疲れが残った。