黄金色の田んぼ
 稲のあるうちにと母を看てもらえる休日にシャッターを思う存分切った。何せ朝夕の時間帯は母の送り出しや出迎えでままならないからだ。稲刈りが始まると瞬く間に株だけとなってしまう。ハザ掛けのしない田んぼはいきなり寂しくなるのだ。
 祝戸の展望台に登ると東展望台が名ばかりで全く見えない。木が茂って林の中状態だ。西はいままでどおりよく見えるのだが、遮る木が伸びている。写真を撮るには少し邪魔。そのうちどうしようもなくなるだろう。6時半、香具山や甘樫丘が光を浴びている。飛鳥古京の田んぼにゆっくりと陽が射してくると、眼下に見える橘寺の伽藍、その後ろに川原寺跡がくっきりとあらわれる。やがて黄金色の田んぼが全容を現して暫し見とれる。大地が生物で覆われている姿は美しい。彼岸花の終わった明日香は少し静かになった。稲刈り迄の間たわわに穂を実らせた稲田が金色に輝く。いよいよ本格的な秋がやってくる。
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by asuka-ji | 2006-10-12 14:47 | 明日香 | Comments(8)
Commented by K at 2006-10-13 07:46 x
こんじきのあすか、うえからみおろすと、せかいがみえるようです。
Commented by 川添英一 at 2006-10-16 23:15 x
祝戸の方が、甘樫より標高が高いのですね。ここも登ってみたくなりました。もっと飛鳥に親しまなければとつくづく思います。また飛鳥の歌を作っていきたいです。
Commented by asuka-ji at 2006-10-17 15:03
人は高みに立って眺めるのが好きなようですね。何処へ行っても展望台ってありますね。鳥になりたいという願望なのでしょうか。川添さん一度上ってください。甘樫丘とはまた違う趣がありますよ。
Commented by Westshrine at 2006-10-17 21:12 x
祝戸の展望台(?)に立って、東の稜線から射す朝の陽を受け刻々とドラマティックに変わる飛鳥の光景を眺めると胸が踊る思いがします。しかし展望台と標示するからには、地元当局に最低限の視界が確保維持されるよう御配慮をお願いしたくなります。背丈のない者の呟きです。
Commented by asuka-ji at 2006-10-18 12:42
西宮?さんでしょうか、公園事務所に言っておきます。木を切ることにはあまり賛同したくないのですが、展望台としてある以上は見えないとね。
Commented by Westshrine at 2006-10-18 21:53 x
asukaji-Xさん。 お心遣い有り難うございます。 そうです、そこの住人の一人です。 樹木達も生きているのですから、展望台も難しい問題ですね。奈良県内のある場所で標識を辿って展望台に着くと螺旋階段の展望タワーで、無粋なと思いながら最上部へ上がったのです。しかし周囲の杉林が更に成長して視界が余りきかなくなっていました。自然保護は当然のことですし、また素晴らしい景色も観たいですし。
Commented by asuka-ji at 2006-10-19 13:28
Westshrineさん、おっしゃるように展望台そのものが景観を壊しているものもありますね。そして見えない展望台。多くの公園は管理地ですから考えて伐ればいいのでしょうが、民有地が隣接していたりするとなかなか難しいこともあるようですね。そして明日香でも邪魔になるからと草や木をなぎ倒すカメラマンが多くて、そういう場所に行くと悲しくなりますね。邪魔になるから撮れなかった。じゃあ違う絵にしようという知恵が働かないのでしょうか残念です。
Commented by K at 2006-10-20 07:20 x
にんげんのやることでだめなことは、せきにんをもたないことです。てんぼうだいをかんりするなら、けいかんよくすべきでしょう。またそのてんぼうだいがまわりからどうみえるかもたいせつですね。ちょっといそがしいうちにこすもすになりましたね。
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写真家・上山好庸
(社)日本写真家協会(JPS)
会員
昭和25年明日香村生まれ。
48年中京大学卒業。
奈良新聞社を経て写真家を志す。
61年フリーとなる。

※写真の無断転載はご遠慮下さい。
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