時空の公演が迫って来た。来週なんて信じられない。大道具はまだ半分も出来ていない。劇団で借りている部屋は身動きができないほど過密になっている。作りかけの道具の置き場所が無い。公演迄隣の道場の片隅に置かしてもらおうとしたが、体育会系の指導者が置くなという。先に会場を借りているだけなのに、まるで自分の持ち物であるかのようだ。会場の又貸しもしているようだ。教育委員会に掛け合わねば、公演が出来ない。芝居等と軽んじる人種がまだまだ多い。昔からお金と力の無い文化系は、力が有り余りお金も豊富な体育会系には弱いのだ。縦の関係でがっちりと築かれた組織は社会でもまだまだ通用する。これは教育界においてもいえるようだ。地域づくりに力を注ごうとしている劇団「時空」はただ静かに、まじめに黙々と活動を続けるのみ。果たして公演は出来るのか。
夏のなごりといえばかわいそうだが、金魚が涼しげに泳いでいた。(ことだまで)