ノートの前に終日座ってみたものの、途中で止まったままの台本が進まず。連休はいつの間にやら終わっていた。6日石舞台公園の芝生広場で「大化改新」を上演した。いい天気で暑くて日陰から出てこようとしない観光客を相手に、それでも300人弱の人が観てくれた。棚田は田おこしが始まり、苗代の準備が進んでいく。放置したままになっている畑の草刈りをしてみようかと始めたら、いきなり雉を傷つけた。バタバタという音に何事かと思ったら、翼を血だらけにしたメス雉が転がり出た。草刈機でひっかけたらしい。10個ほどの卵を温めていたのだ。「なんでこんなとこにいるのよ」と、そっと抱いて巣に置いてみたがだめで、またバタバタと転がり何処かへ行ってしまった。飛ぶことも出来ないし、多分そう長くは生きられないだろう。重いものが胸につかえて、憂鬱な日がさらに辛い日となった。翌日巣に行ってみたら、卵は何者かに食べられ殻だけが散乱していた。この日も気分がすぐれず、台本どころではなかった。