舞台の道具作りがうまくいっていない。これは毎度のことで公演の日になれば完成するのだが、いつもひやひやしながらの作業だ。役者は役作りに一生懸命になる。それでは道具作りはというと、そんなに人が居るわけじゃ無く、何かをしながら道具を作っていく。余裕の無い者は二つのことが出来ない。もっとスタッフがいればいいのだが、裏方だけで入ってくる者はいない。ジレンマの中で何とかこれまでこなしてきた。だから今年も出来るに違いない。さて、その完成度がいかほどのものか、皆さんに観ていただき判断してもらうしかない。
昨日、その飛鳥時代から現代まで様々な表情を人々に見せ続けてきた空が、激しく動いた。天空のスクリーンにドラマチックなシーンを描き、暫し見入った。