畑の草刈りをしなければならず、ぼちぼち始めている。物を作っていない管理地は雑草が生い茂り、年間3回は刈らないといけない。完全に放置してしまえば、隣接する農地に迷惑をかけることになる。こういった耕作放棄地が景観にも影響している。
里山環境は人が手を入れてこそ維持されるもので、ただ放っておいて山に帰っていけばいいわけでもない。とはいえ生活環境が大きく変わり、うまく自然と共存出来なくなってきているのか現状だ。
かつては刈ったばかりのみずみずしい草は牛の餌になった。何処の家でも山に入って薪をとった。竹は生活の中で様々なものに使われた。
しかし生活は様変わりした。農業も変わってきた。生産性を重視し、物の旬をコントロールするビニルハウスが出来て、次第に工場化していく気がする。田んぼに工場がいくつも建っているような、そんな光景が明日香でも増えてきた。これから何処へ行こうとするのだろうか、夕景の明日香路を見ながらそんなことを思った。
上居からの夕景。