帰ってきたら日付が変わっていた。朝から舞台に道具を運び込みセッティング。これが大仕事だった。メンバーが少なく、最低限の人数で組み上げた。美術担当、装置担当が知恵を働かせた道具は今までとは違った舞台となった。毎年新たに創造する感性には敬意を表さねばならない。
身内の不幸にもめげず、練習に駆けつけた団員。明日香村のPR舞台としての自覚が行動に表れる。東京からどうしても手伝いたいと来られた方には、裏方をしてもらうことにした。今年の大舞台も明日に迫った。何か忘れ物はないかと不安ばかりが頭を過ぎる。今日は最後の仕上げ、皆の心意気を体で精一杯表現してもらいたい。