久しぶりに三輪山の日の出を撮影に行った。空に雲があり期待させたが、一便はあえなく終わった。第二便が色づいたが思うほどではなかった。いつもの場所だが、太陽はずいぶん右に移動している。やはり6,7月の撮影場所だ。道理で誰も居ない。
実は釣りに行った昨日、朝焼けがすごかった。釣りは止めて撮影に回るべきだったが、撮影は仕事という気持ちがどうしても抜けず、遊びの日だからと割り切った。ところが、心の何処かに引っかかっていて、撮影を放棄して遊んでしまったという妙なしこりが残ってしまった。
これはずっと前からあることで、フリーといいながら気持ちはフリーではないのが実情だ。勤めているわけでもなく、店舗を持っているわけでもない。まあ仕事は無くても奈良の事務所へ行っていれば仕事をしているような気持ちになる。ところが事務所へ行っても殆ど仕事をすることが無くなった。経費を節減せねばならず、事務所は自宅でもいいわけだ。まず使っていない駐車場を解約した。事務所を出ようと家主さんに話したら、居ってくれという。今の事務所も20数年になる。ビルのテナントで一番の古株だ。家賃を下げるからと言われ、またしばらく居ることになった。何ということだ。