晴れる予報だったので夜明けの撮影をと思っていたのだが起きられなかった。久しぶりに宇陀の安田に行くと、もう太陽が上がっていた。霧もなくカメラマンも一人もいなかった。とりあえず撮影し、昨日夕方に和尚さんにすすめられて行った場所へもう一度行く。山陰に遮られてなかなか集落に陽が差さない。諦めて場所を移ろうと思っていたら村のお婆さんに出会った。話し込んでなかなか放してもらえず30分はお相手をした。
昨日は吉隠で道を聞いた方からメールをいただいた。先日出来てきたJAのカレンダーの話をしたら表紙の名前から検索して送っていただいたようだ。農村はJAと切り離せない。各家には必ず配られるJAカレンダー。話題作りには重宝する。
撮影に出たら出来るだけ地元の方と話すようにしている。こちらの知らない情報をいただけることもある。こういうところではカブは有利だ。集落にとけ込んでくれる。
農村風景を求めるとどうしても山間の集落に目が向いてしまう。国中でもいいところはあるのだろうが、いい形の家屋はそんなに無い。宇陀は山襞が多く、至る処に集落が点在する。昼前には雲が張り出し、小雨が降ってきたので退散した。