解体5日目。本来なら重機で1~2日もあれば済んでしまうものを、手作業のためまだ続いている。やっと床がはがされ鉄骨の骨組みが露わになった。2階が落ちてこないのかと危惧するほどの不安定さだ。
2階のベランダにセットされた仮設キッチンとシャワールーム。決して快適とはいえない暮らしにまだ慣れていない。キャンプ生活のようなものだ。キッチンに作業の埃が舞い込む。重機が使えず浴槽付きを上げることが出来なかったシャワーユニットはこれからの季節寒い。
思い返すと40年前に藁葺家から建て替えたときの仮設はもっとお粗末な物だった。快適生活に慣れると人間どんどん贅沢になって行くような気がする。便利さを求めすぎるのもどんなものだろうか、と仮設シンクに流れ出る湯を受けながら思った。
明日24日大和郡山市の箱本手仕事市に木工をやっている息子が出品する。来週土日は奈良の南大門近くでやるクラフト展に参加するようだ。