連れ合いが抱えきれないほどの花束を持って帰ってきた。今日で三十数年の勤めを終え定年退職した。障害児教育一筋によくぞまあ頑張ったものだと思う。ここ数年は帰宅も遅く、休みにも出て行くことが多かったが、自分のすべきことを肩代わりしてくれているような気がして、四年前母の介護が必要になったときもこちらで受け持つことにしたのだった。以来仕事が出来ずにずいぶん愚痴も言ったと思う。よく耐えてくれたものだ。というより聞き流していたのだろうが、お疲れさんとねぎらいの言葉をかけねばならないだろう。
春と言うにはまだ気温が低いが、花は鮮やかだ。