少人数の同窓会をした。奈良新聞時代の数年間一緒だった者が集まった。少なくとも前回の集まりから20年が経っている。それぞれにいろんな出来事があり、人の生き様とはかくも切なく絡み合ってがんじがらめになってしまうのだろうかと、感慨深いものがあった。思うことを思うようにしてきた自分は他から見れば非情な人間に思われているかも知れないが、どう思われようとそういう人生しか送れないんだと、あらためて居直るしかない。
ともあれ、それぞれが違う道で活躍する姿は頼もしくもある。そして負けては居られないと少し奮起するのだった。
山では枝垂れ桜が咲き出した。下市、西吉野辺りをかけあしで撮影して回った。それにしてもあの黄砂の嵐が去ったばかり。一雨降って木々をそしてくぐもった心も洗い流して欲しい。
貝原と広橋の枝垂れ。